メキシコ

車を買い、家を借り、Camilaが家にやってきた

1週間ぶりの更新となった。タイトルの通り、車を買ったり、家を借りたりで色々とバタバタしていて全然ブログ更新できなかった。。。というわけでこの1週間の動きをまとめておく。

車を買った

2月5日にメキシコに到着して以降、ホテルからの移動は全てUberを使っていた。日本のUberみたいにタクシー会社が運営しているわけじゃなくて、その辺の登録した人たちがやってるから、安くて便利なんだけど、やっぱり出かけるたびにアプリで呼び出すのも面倒だし、何箇所かハシゴしたいとき毎回呼ぶのも億劫だったので、車を買った。

新車を買ってもどうせ道路事情が悪いメキシコではすぐボロボロになっちゃうし、今は半導体不足もあって新車の納車までかなり時間かかっちゃうので、それなりに状態の良い中古車を買うことにした。メキシコは中古車市場が盛んで、街中至る所に中古屋がある。それにFacebookのMarket PlaceやMercado LibreっていうAmazonのような楽天のようなメルカリのような、それはそれは便利なサービスもある。Mercado Libreはスペイン語でフリーマーケットの意味。

コロナ禍で急成長しているMercado Libreについてまとめたブログのリンクを貼っておくので興味がある人はぜひ。https://www.live-commerce.com/ecommerce-blog/ec_mercadolibre/

中古屋を何軒か回ってみたけど、あんまり目ぼしいのがなかった。いや、正確にいうと、欲しいけど高い、もしくは高い割に状態が悪い、みたいなのばっかりだった。塗装ハゲハゲでエンジンタンクの蓋がないVWの2015年式Jettaが21万ペソ(日本円で約119万円)くらいで、どうやら新車不足を背景に中古車市場も値上がりしているようである。店のおっちゃんは「蓋2週間前くらいに注文したんだけど全然来ないんだよね。今日来るんじゃないかな。わっはっは。」みたいな感じの、ザ・メキシコ人だった。

並行して見ていたFacebookのMarket Placeに出品されていた車を買うことにした。Market Placeに出品されている車の中で、状態が良さそうなもの、値段が手頃なもの、乗りたいと思える車(これ結構重要ポイント)に絞って、出品者に連絡、現品を見るためのアポを取って、Uberでそこに向かう。一つ見終わったらそこから次のところへまたUberで移動、みたいなことを3日くらい続けた。その結果、ちょっと古いけど、2月9日に見たHONDAの2012年式Accordが見た目の状態もそこそこで、値段もお手頃な145,000ペソ(約82万円)だったので、これに決定。ワイパー交換とかエアコンの修理とかはあるけど、今のところ、前職のときに乗ってた日産のVersaよりも走りも良くて快適である。やっぱりCVTよりもATの方が好きだなぁ。CVTのあのウゥゥゥゥゥンって音の割に加速しない感じがちょっと苦手。特にメキシコだと通勤で大きな車線に合流するときが怖い。

購入する車を決めたので、あとはお金の支払いと所有権の移転手続き。実物を見せてもらったその場で購入を決定し、他の人に売らないように手付金として500ペソを渡し、翌日に引き渡しの約束をした。多額の現金を持ち歩きたくなかったので、振り込みもしくは小切手で取引できないか打診するものの、どちらもダメだと言われた。色々事情があるようだ。翌日銀行に向かい、窓口でお金を出してもらった。

初めて手にしたメキシコの札束

窓口でもやはり現金は危ないので小切手の方がいいとアドバイスをもらったが、既に断られている。そういうことなら、と現金を出してくれた。袋も何もくれず、写真の通り札束を裸で受け取る。真昼間だったからよほど大丈夫だろうと思いながらも、リュックの底に押し込み、Uberを呼び、Uberが来るまで銀行の中で待機して、そそくさと乗り込むという最大限の警戒をした。その日の夜、無事に支払いを済ませ、車をゲットした。

翌朝、メキシコ人のアミーゴに手伝ってもらい、所有権移転の手続きをしに行った。この辺りはフアニートさんのブログに詳しく説明があるので、検討中もしくは予定がある方はぜひ参考にどうぞ。

https://juanitomx.com/cambio-de-propietario/

とはいえこの時点でぼくはまだ新しい家を手に入れていない。つまり、住所がないのである。

住所不定無職

犯罪の報道でよく見るこれがこの時点でのぼくの肩書きである。

ナンバープレートを一度外すか、一旦アミーゴの所有権にしておいて、住所が確定し、住所証明に使う公共料金の領収書等が準備できた段階でアミーゴからぼくに所有権を移すか話し合い、後者を選択した。持つべきものはアミーゴである。1つだけ書類のサインが違うと言われ、急遽前所有者を呼び出して、サインしにきてもらったりと、若干のトラブルはあったものの無事にアミーゴへ所有権を移すことができた。これについては、To be continued…

家を借りた

車の購入と並行して、家を借りる手続きを進めていた。メキシコの知り合いの不動産屋さんにお願いして、日本にいる頃から条件を送り、候補を挙げてもらい、以下の3軒に絞っていた。

  1. 会社から5分と激近だが、少し古い。
  2. 会社から約30分かかるが、以前住んでいたエリアでよく知っている。
  3. 会社から約20分で、最も新しい。

ちなみに条件は、以下の3点をマストとした。

  • 家賃10,000ペソ(約56,000円)以内
  • 家具付き
  • ペット可

1の家はやはり古さが気になった。昼間でも少し薄暗く、心なしか気分が沈む。また、ゲートを入る際のチェックがなかったのでセキュリティ面でも不安が残ったため、この家は候補から外した。

2の家は見た目や内装は気に入ったが、やはり少し会社からの距離が気になる。移動中は基本的に何もできないので、シンプルに通勤が長いと時間の無駄である。本命と思っていた3の家が気に入らなかった場合はここでも可、とした。

最後に3の家を見に行った。大家さんも来てくれた。以前日系企業で働いていたため、日本語がかなり話せる人である。外装も内装も気に入り、条件面でも問題なかったので、この家に住むこととした。

中はこんな感じ。日当たりも良くて快適。

住所のある無職へランクアップした。

契約〜入居、ネットがない!

土曜日の朝、滞在していたホテルをチェックアウトし、新居へ移動した。以前アグアスに住んでいた時に使っていた家財道具はメキシコ人のアミーゴが預かってくれている。土日のいずれかなら引き取り可能とのことだったので、一旦土曜日の夕方受け取りで約束をした。

この辺りからメキシコの洗礼を受けることとなる。

Wi-Fiがまだないとのことで、大家さんと連絡を取り、金曜日にネット開通の手続きをしてもらうように約束していた。が、土曜日に入居した際にはまだ開通していなかった。土曜日に開通しなければ日曜日は休みなので、月曜まで待たなければならない。3日間ネットが使えないのは割とスマホ依存症のぼくには辛い。大家さんに連絡を取ってみた。

今日開通するようである。半信半疑だけど。ホテルから持ってきた荷物を整理しながら待っていたが、一向に連絡が来ない。

進捗なし。俺は頑張ってるアピールのメッセージが届く。時を同じくして、アミーゴから今日の荷物引き取りは無理、日曜の12時に変更したいとの連絡があり、快諾した。

ネットは夕方まで待ってみた。しかし何も連絡がない。もはや今日開通はないと思いながら、メッセージを送ってみる。

大家さんも諦めた。ネット会社に連絡もつかなくなったようだ。終わった。月曜までネットなしが確定した。

クソほど暇な土曜の夜を過ごし、日曜日になった。荷物の引き取りをして、整理していたら1日過ぎるだろうと思っていた。アミーゴから連絡が来た。「急遽家族で話し合わないといけない問題が起きたので、12時は無理だ。また連絡する。」待っていたが、この日はもう連絡はなかった。全ての予定がなくなり、ダラダラ過ごした。

月曜日になった。今日こそネット開通してもらわなければ。大家さんから連絡が来た。

ネット会社に連絡は取れたようだ。1時以降に連絡があるらしい。「でも、『メキシコ時間』って知ってるよね。」というメッセージも来ている。知っている。なんなら今まさに翻弄されている。というかメキシコ人がメキシコ時間って言って開き直るのもどうかとは思う。清々しいけど。あー、メキシコ戻ってきたなぁと思った。

車の遮光フィルムを張り替えてもらったりしながら待っていると、アミーゴから連絡が来た。「ごめん、昨日マジで忙しかった。今日マミーが家にいるから、Camilaは引き取れるよ。他の荷物はまた日程調整しよう。」とのことだった。Camilaを引き取りに向かう。Camilaがいればネットがなくても退屈はしない。

ただただ可愛い。

Camilaが待っていた。椅子に座らせてもらって少し話をしていると、膝の上に飛び乗ってくるくらいには懐いている。2ヶ月半ほったらかしててごめん。アミーゴのマミーにも深くお礼を伝え、Camilaと一緒に新居へ向かった。時刻は既に15時半を回っていた。今日もネット来ないかなぁとか思いながら運転していると、大家さんからのメッセージが。

今すぐ20分以内に来るらしい。急展開すぎる。あと10分くらいで家着くし、まぁいいか、と思いながら家に帰る。既に工事が始まっていた。計画が立てれなさすぎる。

ケーブルが細すぎてやり直しになったり、長さが足りなくてやり直しになったり、紆余曲折ありながらも、無事にネットが開通した。現代社会に復帰した。

夜になってアミーゴに家に来てもらい、不動産屋さんと大家さん、アミーゴとぼくで、正式に家の契約をした。アミーゴに保証人になってもらった。これでとりあえず生活の基盤は整った。

最初は少し戸惑っていたCamilaだったが、すぐに新居にも慣れ、ソファの上でくつろいでいる。女の子だから、お腹を出すことについてはもう少し恥じらってもいいと思う。

色々とばたつきながら、無事に車も買えたし、家も借りることができた。この家で新しくいろんな思い出を作っていけると思うと、ワクワクする。残りの荷物はまだ受け取れてないけど、まぁなんとかなるだろう。メキシコのこの緩い感じに時々イライラしながらも、肩の荷を下ろしてスローな生活ができる快適さも感じている。新生活に期待しながら、あと約2週間の無職ライフを楽しもうと思う。